Curiosity Note

写真とイラストを載せています。

『PIXARのひみつ展』レポート

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好きなPIXARのキャラクターはウォーリー、セリカです

令和2年初のギャラリーに足を運びました

今回はPIXARの映画はどの様にして作っているのか、またはクリエイター達が挑戦している内容となっています

館内に足を運んでイントロダクションの映像以外は撮影OKの事で、思わず写真を撮りました

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製作ライン

PIXARは作品を決めると、ストーリー&アートでキャラクターをデザインして、モデリングしてリギング(骨と関節)を入れて、表情を入れて…と各工程のスタッフ達の仕事になります

1.モデリング

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モデリング

キャラクターのスケッチをして採用したデザインを基に、マケットと呼ばれる特殊な粘土でキャラクターを作ります(モデルはバズ・ライトイヤー)

その次に粘土をスキャンして3D化にして、点と線を繋いで3Dモデルにします

2.リギング


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リガ―の仕事はキャラクターに骨を与える事

リギングは簡単に言うと骨と関節で、キャラクター毎にリグの設定を行う事で動きが硬かったり柔らくなる事ができます

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Mr.インクレディブルの登場人物『イラスティガール』の様に、柔軟性のあるキャラクターは伸縮性を再現する為にリグの設定を行っています

他にもトイストーリーのウッディ、ウォーリーのイヴのリグを体験する事ができます

3.立体

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PIXARはキャラクターだけでは無く、小物も重要になります

例えばカール爺さんの風船に、レミーのおいしいレストランのコック帽子…日常で見かける小物達も命を吹き込みます
そこで重要になるのが、立体です

ここでは回転軸と呼ばれ、写真の三角コーンの円錐を2Ⅾにして立体にして3Dモデルにします


4.照明

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照明の体験

ここはアニメーション映画の重要と言える、照明を体験できます

例えるなら、写真のカーズの爆炎やリメンバー・ミーの死者の世界の道の様に明るい光があるならば辺りを暗くする事で、光のリアリティが出ます

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カール爺さんは光で物語る

カール爺さんの場合、光の明るさで二人がどの様な生涯を歩んでいたのか分かります。
暖かい光だと優しさ、逆に青みが増すと哀愁が増して行きます

 

5.シュミレーション


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シュミレーションとは動き、即ち動きを計算する事を言います

メリダの髪の様に、髪の毛の量が多くパーマがある場合はコンピューターが動きと速さを計算する事で、アニメーターの負担を減らす事が出来ます
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こちらはファイティングニモの魚群のシュミレーションが体験できます
海が舞台で魚群だったり、イルカの群れが登場します

ここでは魚群の動きをシュミレーションを体験できます
数字と速さが異なればなるほど、魚群の変化が出てきます

PIXARのひみつ展